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こどもの健康週間シンポジウム
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WEB(LIVE)配信

メディアやSNSが及ぼす子どもへの影響

【令和8年度 こどもの健康週間 チラシ】

令和8年度の「こどもの健康週間」WEB(LIVE)講演会では、近年私たちの生活に深く浸透しているメディアやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が子ども達に及ぼす影響について取り上げます。メディアやSNSは、友人や家族とのコミュニケーションを促進し、多様な情報へのアクセスを可能にするなど、子ども達の学びや社会参加を支える有益な側面を持っています。一方で、長時間利用による生活習慣への影響、誤情報への接触、ネットいじめ、プライバシー侵害、依存の問題など、子どもの心身の健康や発達に関わる様々な課題も指摘されています。
本講演会では、メディアやSNSが子ども達にもたらす利点とリスクの双方について、最新の知見を踏まえながら、子ども達が安全かつ適切にデジタル社会と関わるために、医療関係者・保育士・教諭・行政担当者がどのような役割を果たすべきかを考える機会にしたいと思います。皆様にとって大変有意義な内容となることと存じますので、ぜひ多くの方々にご参加いただきますようお願い申し上げます。

日時
令和8年10月25日(日) 13:30〜 開会
WEB(LIVE)配信のみ。
HPからの事前登録制
主催
大阪小児科学会
共催
大阪小児科医会・大阪小児保健研究会
後援
大阪府医師会
講師
土屋 賢治 先生
(浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター、大阪大学大学院 大阪大学・金沢大学・
浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合会小児発達学研究科)
参加資格
医療従事者、保育士、教論、行政担当者に限定します。
定員
先着500名
事前登録
令和8年9月1日 正午より 準備中
講師への
質問募集
本年は、講師の先生に安心して貴重な知見をご発表いただける環境を維持するため、資料の公開を見送ることとさせていただきました。
皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご容赦を賜りますようお願い申し上げます。

また、講演当日は参加者の皆様が直接講師に質問することは出来ません。
ご質問のある方は、下記抄録をお読みいただき、テーマに沿った内容で100字程度にまとめて、下記アドレスにお送りください。多く寄せられた質問について講師より回答させていただきます。
受付締切:10月21日(水)まで
質問受付:healthweek@osaka-peds.org
プログラム

13:30〜13:35

開会あいさつ

13:35〜14:35

「デジタル視聴と子どもの神経発達」
講師:土屋 賢治 先生

14:35〜14:55

質疑応答

14:55〜15:00

閉会あいさつ

抄録

「デジタル視聴と子どもの神経発達」

講師:土屋賢治 先生
(浜松医科大学子どものこころの発達研究センター、大阪大学大学院 大阪大学・
金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科)

子どもたちにとって、デジタル視聴は生活の一部になっています。この講演でお伝えしたいのは、デジタル視聴を「敵視」し「ゼロにする」ことではありません。デジタル機器と上手に付き合うため、子どもまかせにせず「大人がかかわる」必要性を説きます。

デジタルコンテンツは、魅力的に作られています。
おすすめ機能にしたがえば無限に楽しく見続けられます。子どもひとりの意思だけで抜けられないのは当然です。一方、長時間のタブレットやスマホ視聴が、ことばの発達や注意機能の成長に影響し、近視や睡眠不足をもたらす可能性があることを、多くの研究が示しています。視聴時間の長さを心配したくなるのは、子どもを見守る大人にとっては当然のことです。

米国小児科学会は2026年1月、子どものデジタル視聴について声明を発表しました。
「長さ」ではなく「見方」に目を向けよう、というものです。
たとえば、子どものそばで大人が言葉をかけながら見る「共視聴」では、視聴時間が長くとも子どもへの影響は少なくて済みます。大人向けの刺激の強い映像にくらべて子ども向け映像では影響が小さくなります。食事前のやめにくいデジタル視聴には、大人が子どもの正面に回って「ごはんだよ!」と微笑みかけることで、やめるきっかけができます。つまり、声明は「デジタル視聴の長さ」だけを問題にするのはやめよう、それよりも、「デジタル視聴の質や中身」を考えよう、質や中身をととのえるために大人はなにをすべきかを考えよう、といっているのです。

わたしたちは、デジタル視聴と外遊びの関係に注目しています。
デジタル視聴が増えると外遊びが減ることが分かっています。外遊びを増やすと子どもにいいことがあるでしょうか。研究結果によれば、2歳以降によく外遊びをすると、デジタル視聴の時間の長さによらず、4歳での発達によい影響があらわれていました。さらに、世界の研究は、子どもが外で日光を浴びる時間が長いほど近視になりにくいことを示しています。公園での遊び、散歩、スポーツを大切にしていただきたい理由が、ここにあります。

家庭、幼稚園・保育園、学校でできることは何でしょうか?
大人がムキになって見せないようにするのは、決して得策ではないでしょう。まずは、デジタル機器をつけっぱなしにせず、見るときは内容について声をかけあうこと。天気のよい日は外で過ごす時間を作ること。この積み重ねが、子どもたちの発達、さらには目の健康を守ってくれます。やめどきがむずかしい子どもに対しては、子どもだけにがまんさせず、「大人と一緒にやめる」という作戦があります。「グレースケール」「おうちWi-fiオフ」「通知オフ」「推奨機能オフ」など、いまできる小さな一歩を一緒に考えてみましょう。

令和7年度こどもの健康週間アンケート こちらから

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